中国プレミアムカー市場、ドイツ3ブランドが8割近くのシェア

世界で最も注目度の高い中国で、プレミアムカーの市場が、

メルセデスベンツ、BMW、アウディという日本でも

人気のドイツブランド御三家が合わせて76％もの圧倒的なシェアを占めているようです。

自動車メディア『オートモーティブニュース』によると、

中国発の情報として、メルセデスベンツ、BMW、アウディの

3ブランドにおける中国プレミアムカー市場での合計シェア率は、2010年10月現在、76％にも達しているとのこと。

そして、この3ブランドが人気の理由の1つが、

中国専用となる「ロングホイールベース車」の設定。

例えば、

アウディは『A6L』と『A4L』、メルセデスベンツは『Eクラス』

、そしてBMWは『5シリーズ』において、中国専用のロングホイールベース仕様をプレミアムカー市場に投入しています。

また、いずれの3ブランドとも、現地での生産に力をどんどん入れています。

アウディはA6L、A4L、『Q5』、メルセデスベンツはEクラスと『Cクラス』、

そしてBMWは5シリーズと『3シリーズ』を現在、中国で生産しています。

ちなみに、2010年の中国での新車販売は、年間1,700万台にも達する見込み。

さらに、2011年には1,900万台に拡大する予測もあるとのこと。このドイツ3ブランドは、

中国プレミアムカー市場におけるシェアをさらに広げる戦略で、力を入れています。

中国は、13億人の中で富裕層が占める割合がわずかでも、

その人数が日本とは圧倒的に違います。BMWもますます中国プレミアムカー市場に注力していくことは間違いなさそうです。