◆ドイツ5社 EV向け統合充電システムを開発
先月、ドイツの大手自動車メーカー5社が合同で、
電気自動車(EV)向けの統合充電システムを初めて公開しました。
このシステムは2012年半ばには早くも実用化される予定で、
その後に市場にも投入される見込みになっています。
この5社とは、アウディ、BMW、ダイムラー、
ポルシェ、フォルクスワーゲン。ドイツ・バーデンバーデンにおいて
10月12日と13日に開催された「第15回 インターナショナルVDIコングレス」
「エレクトロニック・システムズ・フォー・モーター・ビークルズ展」でこの『統合充電システム』を初めて公開し、
参加したメーカー車両への統合充電システム装備例なども現地で紹介されました。
今回公開された統合充電システムは、
米国の自動車メーカーであるフォードとゼネラルモーターズ(GM)の協力もあって開発。
単一の車両側充電ポートによって既存の充電方式(単相交流充電、急速三相交流充電、
家庭用電源による直流充電、公共充電ステーションでの超急速直流充電)すべてに対応しているのが特徴です。
もともと交流充電、直流充電ともインフラ側にさまざまな種類のコネクターがあって、
さらに車両側にも複数の充電ポートが必要でした。しかし、
今回の車両側ポートの統一によってこれらが不要になり、また統合充電システムは充電通信機能、
電気、安全アーキテクチャーも統合されていてコスト削減も実現。電気自動車の世界的な普及にも役立ちそうです。
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