自動車業界の注目は中国!?インド!?
かつては自動車が売れる国と言えば、まずアメリカでした。当時、日本の自動車メーカーが現地に次々と工場を作り、どんどん車を生産して販売することで、トヨタやホンダなどが世界のトップメーカーに成長していったといっても過言ではないでしょう。事実、アメリカの街を訪れると、「アメ車」と呼ばれるGMやフォードなどに加えて、トヨタやホンダ、日産、マツダなどの車も実によく見かけます。
しかし、日本でバブルが崩壊した1990年代以降、さらに2007年のアメリカでのサブプライム問題、そして2008年のリーマン・ブラザースの破たんにより、アメリカを含む北米での販売台数はどんどん減っていきました。
そこで、世界中の自動車メーカーが目をつけたのが、中国市場での販売強化です。中国は人口の多さに加えて、不況知らずと思えるような経済の急成長ぶりで、いまやアメリカ以上の販売台数を誇るメーカーもたくさんあります。そして、これまで進出を様子見していた自動車メーカーもここぞとばかりに現地に工場をつくり、中国の現地メーカーと提携し、上海や広州などのモーターショーに出展してアピールするなど、ここ最近、非常に力を入れています。
さらに、中国の次はインドが市場だとも言われています。2010年1月にインドのデリーで行われたモーターショーでも、世界中から数多くのメーカーが参加し、市場拡大に向けてアピールに努めていました。 このままでは日本はどんどん衰退していくような気がしてなりません今回のプリウスのクレーム問題でのトヨタの社長の会見での国民の評価は周知のとおりであり、KING OF CARであったメーカー TOYOTAがこの窮地をどう切り抜けるのかが日本の将来の指針であるともいえるでしょう。
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