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スタッフブログ

E90 オーバーヒート

こんばんは。 大阪 BMW専門店 SPARK AUTO 津村です。

本日の入院車両はE90 325i。 オーバーヒートにて入庫です。

まずは水圧テストにて水漏れの確認しましたが、現状では漏れは確認出来ませんでした。
ラジエターキャップ自身をテストしてみると、規定の圧力まで上がる前に圧力が抜けてしまうと言う事で圧力保持不良がありました。
続いて診断コンピューターにて診たところ、ウォーターポンプの回転が正常でないとのメモリーがDME(エンジンのユニット)に残っていました。
診断コンピューターを使ってテストで強制的に電動ウォーターポンプを回すのですが、全くピクリともせず電動ウォーターポンプ不動の状態でした。
この状態では冷却水が循環していないので すぐにオーバーヒートしてしまうのは仕方ない状態です。
電動ウォーターポンプの電源線・アース線・DMEからの制御線を確認するが、異常なしでした。
合わせて電子制御サーモスタットの配線系・電動ファンの作動も点検しましたが、制御的には異常なしです。

実際に走行中にオーバーヒートされたとのことで、エンジン内部への水漏れも確認しましたが、
冷却水へのオイルの混入・オイルの冷却水への混入共にありませんでした。

ただ、オーバーヒートした際にラジエター・サブタンク・ホース類に負荷がかかっていたのか、
ラジエター・ホース類の内側を見るとかなり劣化が見られました。

オーバーヒートした車両では、かなりの熱・圧力が掛っていた為に、納車後にタンクが破裂したりしてしまうこともあり、念のためにラジエター・エクスパンションタンク廻り・ホース類も併せて交換オススメさせていただきました。

念の為にとおすすめしたホース類ですが、外す際にホースの付け根部分が割れてしまいました。
総額では高価になってしまいますが、 高温・高圧での樹脂の劣化は怖いですので、
オーバーヒートされた際には併せて交換をオススメします。

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