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ダイムラー、BMWなどとも連携協議していた

ドイツの自動車大手ダイムラーが、日本の日産自動車とフランスのルノー連合と、株式の持ち合いや小型車の共同開発などで合意したと先日、発表されました。この連携によって、新たな自動車グループが誕生することになります。ただ、相互出資比率は3%程度の緩やかなもので、株式持ち合いはあくまで業務提携を補完する形とのことです。

一方、4月3日付のドイツの週刊誌『シュピーゲル』によると、ダイムラーは日産自動車とルノーとの提携を検討する前、フォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車、さらにBMWとそれぞれ提携協議を行ったと報じています。

シュピーゲルによると、ダイムラーのツェッチェ最高経営責任者(CEO)は、VWとは5年前に相互出資について協議したものの、最終的にVW側が関心を示さなかったとのことで、また、トヨタとは2年前に協議を行ったが進展しないままだったそうです。

さらに、BMWとは、2年近くにわたって協議した結果、部品調達での提携には合意しましたが、エンジンの共同開発・生産という点において、最終的に合意に至らなかったとのことでした。

そして、ダイムラーの関係筋によると、3月、ダイムラーについてはこの4月にも自社株と引き換えに、ルノーの株式約3%を取得する用意があると、ロイター通信に対して語っていると報じられました。また、ルノーに近い関係筋は、ルノーの取締役会において早速、この問題について協議すると明らかにしていました。

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