BMW 新型5シリーズセダンの“キャラクターワークショップ”
BMWジャパンは3月25日、日本市場に向けて、新型のBMW「5シリーズセダン」を発表しました。
この新型5シリーズセダンのデザインを手がけたのは、ドイツ・ミュンヘンにあるBMW グループ技術研究センター(FIZ)です。5年前の2005年にスタートしたFIZのポテンシャルをフル活用した最初のモデルといわれています。
デザイン工程について「まず“キャラクターワークショップ”といわれるワークショップを行いました」と、BMWデザインエクステリアデザイナー、ヤツェク・フレーリッヒさんが語っています。
キャラクターワークショップとは、デザイナーのほかにマーケティングメンバーらが参加して、5シリーズセダンにふさわしい言葉、言い回し、表現などが検討されたそうです。例えば、「美的」「エレガント」「モダンさ」「スピード」「スポーティさ」などです。
そして次に、これらの言葉を2次元の“ハンドワーク”といわれるスケッチ織り込んでいくという作業に入り、今回、エクステリアとインテリアそれぞれのデザインチーム全員が参加したコンペ形式となりました。
さらに、2、3週間ごとにプレゼンを繰り返してデザインを熟成させて、3か月後の最終プレゼンで勝ち残ったエクステリア、インテリアそれぞれ5つの 案が1分の1クレイモデルとして仕上げられました。そして、取締役会でプレゼンを行って、最終案として選ばれたのが、フレーリッヒ氏のデザインでした。
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