クーラント漏れ修理について
BMW専門店スパークオート メカニックの門田です。
今回は、クーラント漏れの修理についてです。
クーラント漏れに限らず、漏れの修理は、漏れている部分の部品を交換することになります。
例えば、ラジエーター本体から漏れているなら、ラジエーター本体を交換、ホースのジョイント部分が漏れているのであれば、ホースとホースが挿さる側を交換します。
BMWの場合、ホースのジョイント部分やサブタンクなど樹脂パーツが多く使われているので、
スパークオートでは、ホースやジョイント部分、ラジエーター本体、サブタンクなど、一式で交換をおすすめしています。
修理代を抑えるために、クーラントの漏れ止め剤を添加する方が中にはいらっしゃいますが、漏れが酷くなければ、漏れ止め剤で止まります。
応急的には、良いかもしれませんが長期的に見ると、漏れ止め剤がラジエーター本体やオイルクーラーを詰まらせてしまいクーラントが循環しなくなり、逆にオーバーヒートを起こしてしまいます。
実際にクーラント漏れ止め剤を添加して、オーバーヒートを起こした車両のラジエーターホースです。↓
ホース内部に白い膜を作っています。
この膜が、クーラントが流れることで、剥がれたりすると、ラジエーターなどを詰まらせてしまいます。
この膜自体もラジエーター内の通路を狭くしてしまいます。
クーラント漏れをしているなら、漏れている部分の交換、冷却系等の一式交換をオススメします。
クーラントが漏れる前に、事前に漏れ止め剤を入れるなど、絶対にしないで下さい。
と言うより、何があってもクーラントの漏れ止め剤は入れないようにお願いします。
エンジンオイルのオイル漏れ止め剤も、エンジン不調などを起こす恐れがあります。
漏れ止め剤は、クーラント、オイルどちらに限らず入れないで下さい。
漏れ止め剤のせいで、普通の修理より、余計な出費が増えるかも知れませんよ。
クーラント漏れやオイル漏れ、車検などのメンテナンスに関する事や、ローダウン、アルミホイール交換などドレスアップ・カスタムの事など、お気軽にお問い合わせ下さい。
BMW専門店スパークオート 門田でした。
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