池田市　O様　Z3エンジン始動不能

本日はエンジンがかからないとの事で入庫のZ3の修理です。
一年半程放置していたそうで、それ以前もエンジンはかかりはしても吹けない状態だったとか。
とりあえず状況確認でキーを廻してみると、初爆はあるもののかからない。
バッテリーも弱そう。
バッテリーは一晩充電してみたものの、要交換の様子。
他のバッテリーを繋いで再度エンジン始動。。。かかりません。。。
初爆があるので火花も飛んで燃料も来ていそうな感じですが、念のために基本点検から始めます。
テスターを繋いで確認してみるも、特にエラーは記録されていない。

プラグを外して確認→燃料で濡れています。
火花の確認→何となく弱そうな感じ。
燃料ポンプは作動OK。
燃圧は基準3.5～4なのに対して2.8と低い。
圧縮は全て基準値内。
一年超の放置車なので燃料が悪くなっている可能性も考えられるので、一度燃料を抜き換えてみるも変わらず。
こうなると、点火系と燃圧が低いのがとても怪しい。
とりあえず、燃料ポンプとプラグは交換したいのですが、お客様の了承が得られず作業停止。
このパターンは怪しい所を一つずつ潰して行くしかないのですが、金銭的・時間的な面で難しい所です。
他に吸気系のダクトやホース等にも割れが見られ、ここも交換したい所です。
この様子では、エンジンがかかる状態になっても、他に不具合箇所がある可能性も充分にあります。
よく、乗ってないから壊れないとか思われがちですが、乗っていなくても傷みも劣化も進みます。
特に乗る用事がなくとも、せめて月一ぐらいは動かしてあげて、何か不具合があれば修理する。
長持ちさせるコツです。
現状はこれ以上進めようがないので暫く放置になりそうです。