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スタッフブログ

堺市T様 E61 エアコン修理

こんばんは。
今年の夏は本当に暑いですが、昨日は夜になっても気温が高いままで不快指数MAXでした。
こんな時期に車のエアコンが壊れたら最悪ですね。
窓開けて走っても凌げそうにありません。。。

本日はそんなエアコンの修理。
堺市のT様より、エアコンの効きが悪いとの事でご入庫いただきました。
ガス圧力の点検をしてみると、低・高圧共に高い傾向があります。
エキスパンションバルブの開きすぎが原因だと思われます。
ですが、R134a冷媒のエアコンは元々低圧が高めなので、エキスパンションバルブの開きすぎによるリキッドバックによるコンプレッサーへのダメージも気になります。
今回は、コンプレッサー・エキスパンションバルブ・ドライヤーの3点交換で了承をいただきました。
2016-08-19 15.44.04左からドライヤー・エキスパンションバルブ・コンプレッサーです。
ドライヤーはラジエターの前についているラジエターに似た部品のコンデンサーに内蔵されています。
冷媒の水分やゴミ等を分離しています。
エキスパンションバルブは簡単に言えば霧吹きです。
気温に合わせて噴霧状態を変えています。
ここで冷媒を霧状にする事で、室内にあるエバポレーターと云うこれまたラジエターのような部品で冷媒が蒸発し、気化熱で室内の空気が冷やされます。
適正な霧状でないときちんと蒸発出来ないので、冷えにくい・冷えないとなります。
コンプレッサーはエバポレーターで気体になった冷媒を圧縮して液体に戻します。
エキスパンションバルブが開きすぎると、エバポレーター内で気化しない→液体の冷媒がコンプレッサーに戻る→液体は圧縮出来ないのでコンプレッサーにダメージ(最悪破損)となります。
3点交換と同時に、配管・コンデンサー・エバポレーターの洗浄も行いました。
2016-08-19 14.14.422016-08-19 14.17.08サイクル内の真空引き後、ガスを規定量充填して冷えを確認。
昨日の確認時の工場内気温が44度手前な暑さでしたが、吹き出し口温度10度まで冷えていましたので充分でしょうか?
そんな感じで作業も全て完了し、本日T様へお車をお返し出来ました。

エアコンの調子が悪いと思われたら、熱中症になる前に修理ご依頼お待ちしております。

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