大阪市M様 F11 冷却水漏れ修理
BMW専門店スパークオートの津村です。
最近冷却水の減りが酷いとの事で大阪市M様所有のF11がご入庫。
毎日1リットル程減るとの事で早速チェックしてみると、ウォーターポンプに接続されているホースが切れており、エンジンをかけると噴水の如く冷却水が吹き出していました。
矢印の箇所が切れており、そこから漏れていました。
走行距離が10万キロ超えていることもあり、ホースやラジエター一式の交換でご了解いただきました。
ラジエターを外してみたら、ラジエターにも漏れた跡が。
こちらの4気筒ターボエンジンのラジエターは6気筒の物と違って、漏れている箇所がラジエターファンを外さないとほぼ見えません。
その上、下にインタークーラーがいるため下にもたれて来ないので、それなりの距離を走行している車はラジエターファンを外してチェックする必要があるかも知れません。
あと、車両前方右側にサブラジエターがあるのですが、こちらに取り付いているホースがめちゃくちゃ換えにくい。
楽に作業しようと思ったら、バンパー脱着はもちろんコアサポートとインタークーラーも外した方が楽かも知れません。
なんやかんやでほぼ半日作業でした。。。
全て交換後、冷却水はクーラントチャージャーで注入します。
最近のBMWは冷却水系統のエアが抜けにくい構造のため、整備書でもクーラントチャージャー使用推奨となっています。
ただ、今回のように冷却水系総換えならいいのですが、車検などでの冷却水交換の場合、クーラントチャージャーを使用すると、一度冷却水系を真空にするのでホース等の状態によって破損の可能性もあります。
まぁ、それで損傷しても寿命だったわけですが、お客様によっては壊した!!ってなる可能性もあるので前もっての説明が必要ですね。
そんな感じで無事作業も終わり、お車お渡し出来ました。
これからのシーズン冷却水系には酷なシーズンです。
最近冷却水がよく減る、走行距離が8万超えた等。
早めにメンテナンスされる事をおすすめします。
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