MF21S MRワゴン オートマチック故障
BMW専門店スパークオートの津村です。
本日は珍しく軽自動車の修理です。
走行中ガラガラ音が発生していて、発進時等の繋がりも異常な様子。
音は明らかにオートマチック内部から発生しているので、中古で載せ替えの方向で決まりました。
念のためミッションを降ろして分解点検してみると。
プラネタリーキャリアのプラネタリーギアの軸が入っている箇所が長穴に削れてしまっており、ピンも抜けてしまっていました。
サンギア側のキャリアも表面が削れています。
ミッションケース内部にも大量の金属破片とニードルベアリングがバラけたらしきものが。。
国産車ATの場合、大体の車種でAT内部構成部品は供給されてはいるのですが、ここまで酷いと治しても何らかの不具合が残りそうです。
他に修理の方法としてはリビルトAT(再生AT)への交換や中古ATへの交換等があり、今回は距離的なものや年式的なものから考えて中古への載せ替えとなりました。
本日部品を手配かけましたが、業者からの発送連絡がまだ来ていないため、到着次第の作業再開となります。
中古のATの手配の際にATのギア比を調べてみたのですが、ターボ用とNA用の違いは終減速比の違いだけのようです。
計算上ターボ用は4速7000rpmで199.6Km/hまで出るようですが、リミッターで140までしか出ないので、載せ替え時はNA用を積んでみるのも街乗りではトルクや発進加速が良くなるのでいいかも知れません。
ついでと云いますか、ドライブシャフトのインナー側ブーツも内部のグリスがシャバシャバになってしまっており、ブーツもフニャフニャ状態だったので分解洗浄の上でグリス詰め替え&ブーツ交換となりました。
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