大阪府S様 BMW E39 エンスト修理
BMW専門店スパークオートの津村です。
今回は初のご入庫のお客様で最近は珍しくなってきたBMW E39のエンスト修理です。
一言でエンストと言っても原因は色々あるので、まずは症状の正確な把握が大切です。
とは言っても、お客様に症状の出る条件や状況等をお聞きしても大体の場合は曖昧な場合が多く、症状の再現に手間取る事も多いです。
エラーが確実に入力され残っている場合は、それに基づいて故障箇所を絞って行くのですが、再現性が乏しかったり出ない場合はある程度で期間を切ってお車をお返しする事もあります。
今回の場合、もたらされていた情報がエンストするだけだった上に、エンジンも調子悪くなくエラーも残っておらず厄介なパターンかな?と少し危惧していました。
とりあえずアイドル状態で様子を見てみようと云う事で、小一時間程アイドリングで放置していた所、気がつくとエンジンが止まっている。
再始動は問題なく可能ですが、その後は数分でエンストするという状態でした。
メーターのエンジンチェックランプは点灯しておらず、機械的な事でのエンストかな?と思いながらも念の為テスターで確認してみると。
クランクシャフトセンサー異常が入力されています。
特に調子が悪くなってエンストするでもなく、スッと落ちるようにエンストするので手がかりも少なく、一度センサーを交換させて欲しい旨をお伝えしてクランクシャフトセンサーを交換してみることに。
外した古いセンサーはセンサー背面のプラスチック部が割れてきておりいかにも駄目そうな雰囲気。
交換後アイドル状態で放置2時間程度と、試運転1時間程度で症状が再発しませんでしたのでセンサー不良だったようです。
なのにエンジンチェックランプが点灯していなかったのは何故に?と思ったらチェックランプ自体が点灯しなくなっていたようです。
メーター自体も距離等が全く表示されなくなっており、早めに修理されることをお伝え致しました。
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