大阪府Y様 BMW G11 740i ラジエター交換
BMW専門店スパークオートの津村です。
先日冷却水漏れの修理をさせていただいた、大阪府Y様のお車BMW G11 740i。
再び冷却水が漏れたとの事でご入庫。
前回ご入庫時に漏れた箇所のみの修理だと、後から他の箇所がダメになる事があるので理想は全部交換である旨お伝えしていました。
それでも大半のお客様は漏れた箇所のみの修理と云うパターンが多く、Y様もご多分に漏れず漏れた箇所のみの修理でした。
それで何事もない方も確かにいらっしゃるのですが、こればかりは運なのかも知れません。
で、再入庫なわけですが今回はラジエターから漏れていました。
一応冷却水系統全交換の見積もりも出させてはいただいたのですが、金額がかなり高額なため今回も漏れた部分の修理のみとなりました。
早速部品を手配してラジエターを外しにかかったのですが、G11のラジエターはかなり外しにくいです。
と云うか、エンジン冷却用のラジエターに通常ならエアコンコンデンサーが付いている場所にエアコン用のラジエターが付いており、これがエンジン冷却用ラジエターに装着されているため両方一緒に外さないといけない構造になっています。
エアコン用ラジエターって車のエアコンを知っている方であれば意味不明と言うか、ナニソレ?って感じかも知れません。
この車、エアコンのコンデンサーが水冷式なのでコンデンサー冷却用のラジエターなのです。
もちろんエンジン冷却用のラインとは別になっていて、当然別にウォーターポンプも付いています。
このウォーターポンプもラジエターに装着されているのでラジエターを換えたいだけなのに、やたら色々ホースを外す必要がありました。
で、外れたラジエターと新しいラジエターのご対面。
新しいラジエターの写真の白いキャップの部分がホースの接続部分ですが、上右側の部分が古いラジエターでは下右側についています。
つまり車に付いた状態だと左右逆に変更されており、それに伴いホースを一本交換になります。
同時交換のホースと古いホースを並べてみると、位置変更の分長さが違うのがわかります。
因みに漏れていたのはアッパータンク横の矢印部分。
薄く亀裂が入っているのがわかるでしょうか?
なにわともあれ作業も完了し、無事お返し出来ましたが次がない事をお祈り致しております。
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