title image

スタッフブログ

大阪府K様 BMW R60 MINI エンジン警告灯点灯修理・インテーク系洗浄・清掃・ウォルナットブラスト施工(前篇)

BMW専門店スパークオートの津村です。
大阪府K様より、ディーラーで何度か修理に出しているが治らないとの事で修理のご依頼をいただきました。
入庫時エンジン警告灯が点灯しており、テスターにて診断をかけてみるとEGR流量に対するエア流量の妥当性と出ており、最低80%の基準に対し72%程とかなり詰まっているようです。
ディーラーでEGRクーラーを交換して貰ったとの事でしたが、それにしても数値がおかしいのでインテーク系及びEGR系の洗浄・清掃とウォルナットブラスト施工を提案させていただきました。
と云う事で早速バラしにかかったのはいいのですが、縦置きエンジンと違い横置きはレイアウト的に狭い場所に色々押し込んでいるのですんなり行きません。
若干の苦労をしながらインテークマニホールドを外し、インテークポートを見ると煤で真っ黒で奥が見えません。
外したインテークマニホールドはと云うと・・・
なんかもうコテコテすぎて通路が狭くなっています。
インテークマニホールドとEGRクーラーを繋いでいるパイプはもっと酷く・・・
オイルと煤が混じった物でほとんど塞がっていました。
で、交換したはずのEGRクーラーは・・・
詰まってますね~
と云うか、こうなった原因はどうもオイル管理にあるようで、入庫時レベルゲージに付かない程にオイルが減っていました。
R60のディーゼルはオイル管理が悪いとオイル消費が多くなる持病があるようです。
ディーゼルオイルはガソリン用に比べて洗浄力が高く、これにより煤を溶かし込んでエンジン内部を綺麗に保ちます。
ただ、溶かし込める量にも限度があるため、飽和状態になると洗浄力が低下して、行き場のなくなった煤によってピストンリングが詰まったりしてオイル消費が増えたりします。
なのでガソリンエンジン以上にディーゼルエンジンはオイル管理が大切とも言えます。
インテークマニホールド等は洗浄する前に取れるだけ煤を取っておきます。
あとは洗浄液に漬けて一晩放置して翌日綺麗にクリーニングして行きます。
明日に続きます。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください