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スタッフブログ

BMW F31 320i オートマチックトランスミッション故障修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
弊社レンタカーのBMW F31 320iがDレンジで停止状態の時、ギアが入ったり抜けたりしているような挙動が出るように。
テスターで診断をかけてみても特にエラーが入っているわけでもなく謎現象です。
ただ症状から推測するに、オートマチックトランスミッション内部は動力伝達を湿式多板クラッチプレートを油圧で締めたり開放したりで伝えたり変速するのですが、これを締結するピストンのシールが悪いと油圧が逃げてギアが抜けたようになります。
昔はATをバラして修理が当たり前な時代があり、その頃にそのような症状はたまにあったにで多分そうであろう感じです。
しかし最近のATは内部部品は基本的に供給がなく、あったとしても特殊なルート経由になるため、時間とコストを考えると専門の修理業者に丸投げした方が現実的です。
ただ専門の修理業者に依頼した場合、完璧に治りはしますがお高いです。
ディーラーでATを交換して貰うことを考えれば安いのですが、お客様のお車を治すのであれば専門業者は間違いがなく安心確実ですが自社レンタカーとなればかかるコストは圧縮したい所です。
そんな感じで今回は中古ATに載せ換える事に。
中古なのでどんな使用状況だったか等は全く不明なので載せ換え後すぐに壊れるリスクは勿論あります。
それに元のATから一部移植する必要な部品もあり、そちらが問題がない事も載せ換えの上では条件になります。
その辺りを踏まえた上で中古に載せ換え致しました。
結果は今のところ問題もなく無事修理出来ました。
何の部品でもそうですが修理費用を安くするために中古部品を選択する時は、中古部品ならではのリスクを考慮した上で選択する事が大切です。
交換後短期間で壊れても保証もないですし、そのような場合は余計に高くつく事があるのも事実なので治ればラッキーぐらいな感じでいるのがいいのかも知れません。

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