BMW、南米の売り上げが絶好調

BMWグループが7月半ばに発表した情報によると、2010年1月から6月の上半期において、南米におけるBMWとMINIの新車販売台数の合計がなんと前年同期比85％増の9,685台に達したそうです。まさに世界でも指折りの売り上げ絶好調ぶりがわかります。

南米での新車販売台数をまずはブランド別に見ると、BMWが前年同期比80.6％増の8,478台、MINIが123.5％増の1,207台でした。

そして、BMWの国別販売実績は、ブラジルが前年同期比131.4％増の4,240台だったのをはじめ、アルゼンチンが75.1％増の1,972台、コロンビアが57.4％増の1,020台、チリが76.5％増の835台、パナマが57.7％増の369台。いずれの国もとても大きな伸び幅になっているのがわかります。

また、車種別ではどうかというと、「3シリーズ」が前年同期比51％増の3,029台で、『X5』が21％増の589台、新型『X1』は1,425台だったようです。この辺りがラテンアメリカでのBMWの売れ筋モデルみたいですね。

最近、どの分野においても、ブラジルをはじめとして新興国市場の発展ぶりが目覚ましく、それと同時にBMWをはじめとしたプレミアムカーもどんどん売れ始めているようです。BMWグループでも、もはや成熟したヨーロッパなどの先進国よりも、ラテンアメリカ地域の目覚ましい成長ぶりにはかなり注目している模様。特に2010年後半には、新型『X3』やMINI『カントリーマン』も投入されるとのことで、今後も南米での市場拡大に販売攻勢をかけていくそうです。