EV『MINI E』に急速充電は不要
BMWでは、ドイツ・ベルリンでMINIの電気自動車(EV)『MINI E』を実証実験しています。
その結果、『MINI E』の1回の平均距離は9.5km。BMW116iの11km、
MINIクーパーの11.7kmと比べてもあまり差がないのがわかります。
そして1日の走行距離も37.8kmで、それぞれのガソリン車42kmと43.5kmに近いのもわかります。
さらに、ユーザーの平均最長航続距離は150kmで、90%以上が航続距離に満足していて、
100km以下では不満があるものの、200kmあれば十分、250kmなら最適とのことです。
一方、EVで気になる点といえば「充電」。この充電は、
5時間以上かけるケースが80%に上っています。そして「急速充電施設は必要と感じない」という意見が多かったそうです。
ちなみに『MINI E』の申込者は35歳以上の男性が中心。
教育水準が高って収入は平均以上、そして新しい技術を好む人が多いとのこと。
実証実験では「セカンドカー」として日常の足に使っているようです。長距離をガンガン走るというより、
クリーンで持続可能な新しいテクノロジーを経験するために参加した人が多いとのこと。
実は、BMWとEVの歴史はかなり古くからあります。
1972年、ミュンヘン五輪のマラソン伴走車として「02シリーズ」1602をベースとしたモデルを製作したのが起源といわれています。
そして「プロジェクトi」は2007年末に発足した組織で、BMWにおけるEVのシンクタンク的な役割を担っているそうです。
私的には給油並みの充電が可能になる日が来るであろうと思っています。
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