BMWのOBD2コネクターについて
BMW専門店スパークオートの津村です。
現代の車には標準規格で統一されついている診断用のコネクターであるOBD2。
BMWでは診断のみではなく、プログラミングやコーディングでも使用するとても重要なコネクターです。
昨今ではDIYによるコーディングやレーダー探知機の接続や、後付のメーター等での車両データの取り出し用にも使用されていたりしますね。
そんなOBD2コネクターですが、国産車では多少適当に抜き挿ししても壊れる事は滅多にありませんが、欧州車の場合は雌側のコンタクトの作りが特殊と云うか弱いのです。
なので挿し込む時はまっすぐにそっと挿し込み、入りにくい場合は無理に押し込まないのが大切です。
と言うのも、コネクターピンの相手のコンタクトが上の写真のような形状で、斜めに入れようとすると簡単に曲がってしまいます。
赤い矢印のように潰れてしまっているとコネクターがまともに入りません。
このような状態でも診断は可能な事も多いのですが、プログラミングは危険なのでコンタクトの交換が必要になります。
黄色の矢印も少し怪しいですが、これぐらいであれば修正は可能です。
国産車の場合はこういうタイプのコンタクトが使用されているので潰れる可能性はそうありませんが、欧州車でOBD2コネクターにアダプター等を挿し込む時は気を付けて下さいね。
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