大阪府S様 BMW F32 420i 車検整備
BMW専門店スパークオートの津村です。
大阪府S様のお車、BMW F32 420iの車検整備をさせていただきました。
先ずはブレーキパッドを外して清掃・給油します。
フロントディスクパッドを外したところ、外側と内側の減り具合にかなりの差が見られます。
F系辺りからこのような減り方をしているお車をたまに見かけます。
原因はピンスライドの摺動不良やピストンの戻り不良等が考えられますが、それにしても少し極端な気はします。
外側の少ない方が4.7ミリ。
内側は8.5ミリと倍程違います。
パッドセンサーはフロントは左内側にしか装着されていないので、このままの状態では警告が出る前に外側パッドがなくなり、ローターをパッドの鉄板部分が直接摩擦する事になりかねません。
今回オイル交換をさせていただき、次回交換を5000キロ後に設定させていただいているので、次回オイル交換時にパッドの交換も一緒にした方が良いと思います。
続いてはブレーキフルードの交換です。
ストレーナーに何やらカスのような物が見られます。
ブレーキフルードも緑がかった濁った色していますね。
抜き替え後は綺麗な透明になりました。
勿論ストレーナーも清掃しています。
最後に確定ではないものの、若干のミスファイアが見受けられたのでプラグとイグニッションコイルの交換をご提案させていただいたところ、交換をご希望でしたので交換作業です。
コイルはボッシュ製のコイルに交換させていただきました。
元装着されていたのは純正のデルファイ製でした。
ここのコイルが故障するとF10やF20等でエンジンコントロールユニットが故障する事がたまにあるので、デルファイ製を使用するのは避けています。
これでコイルとプラグ原因のエンジン不調は暫く気にしなくていいと思います。
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