ＢＭＷ　Ｆ４６　２１８ｄグランツアラー　色々不具合（その二）

ＢＭＷ専門店スパークオートの津村です。
少し前ですが、修理でお預かりしていたBMW　Ｆ４６の続きです。
ＥＧＲバルブの不具合の方はディーラーにてＥＧＲクーラーのリコールで一緒に交換していただけました。
そのため日は開いてしまいましたがＥＧＲ関係意外の修理にとりかかります。
先ずはエンジンマウントから。
見事に切れてしまっています。
ＢＭＷはＦＦ車を作り慣れていないから？なのかＦＦ車の（つまりは横置きエンジン）エンジンマウントが切れるのが早い傾向があります。
昔から横置きが多いと云うと、ワーゲンなんかもそうですね。
ワーゲンもエンジンマウントが弱いと良く言われてましたが、それにも増して弱い気がします。
そしてウォーターポンプ交換も同時に進めます。
ウォーターポンプも機械式ではありますが、従来の機械式ウォーターポンプに比べると漏れるのが早い傾向があるような気がします。
これは生産ロット的な問題なのかも知れません。
駄目な物は交換しないと仕方ないので両方新品に交換です。
エンジンマウントとウォーターポンプ交換が終われば、続いてウォッシャーポンプの交換です。
これはダブルウォッシャーポンプと呼ばれるもので、一つのポンプで前後のウォッシャーポンプの役割を果たします。
従来は前用と後用で２個装着されていたものが一個で済むのでコストダウンに寄与してはいるのでしょう。
最後にＡＴＦの交換作業をして完了です。
ＦＦ系のＡＴは日本のアイシン製のＡＴが採用されていますが、ＡＴＦフィルターがありませんので出来れば２万キロに一度程度がＡＴＦを交換するといいですよ。
全ての作業完了後、一応試運転も実施して昨日無事お返し出来ました。