◆トヨタとBMWが環境技術提携
トヨタ自動車とBMWグループが12月1日、
次世代環境車と環境技術における中長期的な協力関係の構築に向けた覚書に調印したことを明らかにしました。
覚書は今後、両社で環境対応の中心となる次世代リチウムイオンバッテリー技術に関する共同研究をスタートさせ、
環境技術におけるその他テーマも検討を進めることで合意したとあります。
また、BMWと、トヨタの欧州統括会社「トヨタモーターヨーロッパ (TME))では、
2014年から欧州市場で販売予定のトヨタ車に搭載する排気量1.6/2.0リットルのディーゼルエンジンの受給契約を締結しました。
そのため今後、TMEはBMWからディーゼルエンジンの供給を受けて燃費性能に優れてCO2排出量の少ない
ディーゼルエンジン搭載車のラインナップを充実させ、販売強化を目指していきます。
今回、トヨタとBMWの提携では、トヨタは環境対応技術で最も持続的で経験のある量販メーカーで、
BMWは最も革新的で持続可能性が高いプレミアムな車とサービスを提供する企業とのことで、
それぞれの良さを出しながら他の自動車メーカーに先駆けるのを目論んでいるのは間違いなさそうです。
トヨタが世界的な販路ネットワークとエコカー対策、BMWがプレミアムカーと高いレベルの技術を持ち、
どちらのメリットも活かすことができれば、世界で最も強力なパートナー同士になりそうです。
コメント