◆新型3シリーズでラインナップ追加モデル

BMWファンに根強い人気のある3シリーズの新型モデルが、

3月にスイスで開かれる「ジュネーブモーターショー12」でお披露目されます。

今回、初めて公開されるのは、新型『3シリーズセダン』の「320i」グレード。

新型3シリーズセダンは2011年10月にすでに発表されていますが、ガソリンエンジン搭載車は、

現時点で3.0リットル直列6気筒ターボの「335i」と、2.0リットル直列4気筒ターボの「328i」の2グレードのみが明らかになっていました。

そして、320iはというと、すでに発表された2グレードにさらに加わる形です。そもそも320iはこれまで

3シリーズの中核にあたるグレードという役割。そして、今回の新型においてもその位置づけになりそうです。

まず、320iのエンジンは、328iとベースが同じ2.0リットル直列4気筒ターボ。

でも、出力特性は抑えられているのが特徴で、最大出力184ps、最大トルク27.5kgmです。

その最大トルクでは1250rpmという低回転域から引き出されるのが特徴です。一方、

上級グレードにあたる328iはというと、最大出力245ps/5000-6500rpm、最大トルク35.7kgm/1250-4800rpmで、

今回の320iは328iに対し、最大出力61ps、最大トルク8.2kgmとやや抑え気味なことがわかります。

一方、BMWは今回のジュネーブモーターショー12で、新型3シリーズの4WD仕様にあたる「xドライブ」

も初めて公開することを明らかにしています。3シリーズのラインナップ強化の傾向が見られます。

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