BMW MINIバッテリーあがり
こんばんは津村です。
本日はBMW MINIがバッテリーあがりでご入庫いただきました。
あまり乗られないので、たまに乗るとバッテリーが上がってると云う話でした。
あまり乗られない場合のバッテリーあがりはある程度仕方のない部分もあるのですが、詳しくお話を聞いた感じでは暗電流が高いのでは?という感じを受けたので、先に充電電圧及び電流のチェックの後、暗電流点検をしてみました。
結果、充電電圧13.7V 充電電流11A(バッテリー放電状態なので高く出てます)でオルタネーターは正常。
暗電流点検してみると、88mAと明らかにおかしい。。。
このバッテリーは容量が62Ahなので、満充電の状態でも1ヶ月で完全放電する計算になります。
あまり乗らない・チョイ乘りしかしない車の場合、バッテリーが満充電の状態ではないと思うので、もっと早くあがる事になります。
とりあえず暗電流の高い原因を探します。
探し方はヒューズを一個ずつ抜いて、暗電流の変化を確認しながら、おおまかに系統を絞ります。
原因になっていそうな系統が絞れたら、どの部品で食ってるのかを探して行きます。
書くと簡単なのですが、根気のいる作業です。
で。。。原因は後付のナビゲーションでした。
ナビを外すと6mAまで下がりました。
この状態であれば、理屈では一年以上あがらないはず。
あくまでも満充電の理論上なので、例えば月一度だけ近所の買い物でしか乗らないような使い方だと、消費する電力の方が多いので、あがる日数はどんどん短くなります。
一度エンジンをかけるのに消費した電力を充電するのに、おおよそ10キロ程度の走行が必要です。
たとえ満充電であっても、理論上1年はあがらないはずでも、エンジンをかけるのに必要な電力を確保可能な期間はもっと短くなります。
なので、あまり乗らない人はソーラー充電器や家庭用の自動車バッテリー充電器等で補充電するとか、週一ぐらいで少しロングドライブする等した方がいいと思いますよ。
自動車は乗らなすぎても逆に痛む事をお忘れなく。
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