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ターゲットは「女性」 自動車業界にも動き

かつて自動車といえば、男性が率先して買って乗るものだったかもしれません。しかし、長引く不況に加えて、男性が内向的になってきたこと、また仕事での年収が下がって貯金をせざるを得ない傾向が強まりつつあります。そして自動車メーカーは、売り上げを確保するため、従来の戦略を変更せざるを得なくなってきた時代を迎えています。

 昨今、買い控えが顕著な男性に比べて、女性のほうがとても消費するといわれています。事実、財布のひもはシビアながら「これだ!」と思えばドンと大物買いするのも女性です。もちろん、自動車も決して安い買い物ではありません。しかし、女性でも自動車が必要な人がいるのも確かです。そして、自動車業界では、家庭での「2台目需要」としても期待されています。

 女性向けの自動車としては、まずは乗りやすさに加え、デザイン性などがとても重視されています。例えば、ダイハツの「ミラココア」は、20代から30代の女性をターゲットにしています。運転のしやすさはもちろんのこと、9色という豊富なラインナップ、内装も非常におしゃれにこだわりました。やはりすでに購入者の9割が女性とのことです。そして価格も100万円程度からです。

 最近、女性のファッション誌などでも、自動車メーカーの広告を見かけることが増えました。メーカーにとって、女性もすでに大事な顧客になっているといえます。

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