電気自動車の路線バス、2010年2月から富山市で
電気自動車、EVへの注目は現在、とどまるところを知りません。日本を含む世界的な大手自動車メーカーが、まさに競いあうかのように開発、研究を重ねています。この中で、2010年2月中旬から富山市で電気自動車の路線バスが運行されることになりました。
路線バスへの電気自動車の導入は、今回の事例が全国で初めてとなります。富山県が国の補助を受けて、実現に結びつけました。現在、富山市内で運行する第3セクター、株式会社まちづくりとやまのコミュニティバス「まいどはや」の路線約7kmで今回、導入されることになっています。
このEV路線バスの仕組みは、既存の小型バスのエンジンルームからディーゼルエンジンを取り除く代わりに、最大出力100kWのモーターを取り付けています。そして最高速度は84km/hです。また、1回充電すると走行距離は68kmに達するとのことです。
EVなので、定期的に充電しなければなりません。その充電するタイミングに運転手が休憩できるため一石二鳥だとバスの関係者は話しています。確かに、混雑したり渋滞したりする街中や高速道路を走らないのであれば、路線バスでのEV化は十分活用できそうです。エコをかげる路線バスが、さらにエコをアピールできる乗り物として今後、全国で普及していくことでしょう。事実、全国では天然ガス車のバス、燃料電池車のバスなどがすでに走っていたり、実証実験が行われていたりします。
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