BMWグループ世界販売、2010年1～3月13.8％増加

BMWグループの2010年第1四半期（1～3月）の世界新車販売が、BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数で31万5614台と、前年同期比の13.8％増となったことがわかりました。

ブランド別だと、BMWが前年同期比13.8％増の26万5809台、MINIが13.6％増の4万9526台、ロールスロイスが60.3％増の279台でした。

特に3月、BMWグループ全体で14万1701台を販売して前年同月比12.1％増という、7か月連続で前年の実績を超えました。ブランド別で見ると、BMWが12.7％増の11万 7696台、MINIが9.1％増の2万3880台、ロールスロイスが78.6％増の125台という結果でした。

BMWグループのイアン・ロバートソン販売・マーケティング担当取締役によると「2010年年間で130万台超えの世界販売を目指す」と、攻めの姿勢をアピールして語っています。

さて、市場別だと、BMWの地元ドイツが前年同期比1.4％増の5万6617台と、インセンティブ終了による市場縮小の中でもやや健闘しているのがわかります。

続く米国は7.4％増の5万5051台、インセンティブ効果が続く英国は13.8％増の3万4327台、フランスが5.2％増の1万4462台、スペインが 37.4％増の1万0374台と急激に伸びています。さらに、中国は106.1％増の3万4179台と、目ざましい伸び率です。

一方、モデル別で見てみると、BMW主力の「3シリーズ」が前年同期比2.4％増の9万1619台、「1シリーズ」が2.4％増の4万7909台、「X5」「X6」が 9.5％増の3万3723台、「7シリーズ」が54.1％増の1万4245台、「Z4」が313.4％増の6461台などと軒並み増加となっています。さらに、新型「X1」は1万 9657台、新型「5シリーズGT」は4484台でした。