BMW E65 745i オルタネーター固着
GWと云う事でほとんどの整備工場や車屋さんはお休みですが、だからと言って車が壊れないわけではありませんよね(>_<)
本日はそんな感じで、GWだと云うのにオルタネーターが固着してしまったお車の修理です。
オルタネーターが固着したせいで、ベルトが溶損しています。。。
つまり回らないプーリー上を滑り続けたせいで、摩擦で溶けて切れてしまっています。
クランクプーリー・ウォーターポンププーリー・パワーステアリングポンププーリー等のベルトがかかる溝も溶けたベルトのゴムがこびりついてしまっています。
交換するのが手っ取り早いのですが、修理費用を抑えるため、地味~に溝を1つずつ掃除していきます。
この車のオルタネーターはレアな水冷式の物で、エンジン下部のケース内に入っています。
なのでベアリングの焼き付き等は考えにくいのですが、オルタネーター自体が固着するのも珍しいのに何故??って感じでした。
原因が気になるのでオルタネーターを分解してみました。
するとケース奥側のベアリング挿入部があまり常識的な構造でない為に破損、軸がぶれて赤丸部分が溶けて金属同士がくっついたようです。
ベアリング挿入部が何故か樹脂部品で出来ており、こいつが砕けたために発生したトラブルです。
なので、当初予想していたベアリングは焼き付きもガタもなく、ごく正常でした。
何にせよ、このオルタネーターはもう使えないので、連休明けに部品を手配して交換の運びとなります。
安い部品ではないだけに、こういう構造的な弱い部分があっての故障は残念な感じがします。(T_T)
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