BZ11キューブ ホイールシリンダーOH
珍しく国産車です。
日産キューブBZ11のリア・ブレーキ音の修理です。
音の原因は、ブレーキライニングの角が擦れて出る音で、機能的には異常ではないのですが、気になる音ではありますね。
よく云うところのキーキー音です。
角を落として組み直せば止まります。
が、しかし。。。
今回はホイールシリンダーの動きも何やらやたらとシブい。
この車は鋳鉄製のシリンダーを使用しているので、錆が出ている可能性が大です。
で、バラしてみたらやはり錆びていました。
錆びる原因は、ブレーキフルード(ブレーキオイルと言う人もいますが間違いです)は吸湿性が高いので、距離や年数に応じて適正に整備されていないと、吸湿した水分で錆が生じます。
通常は車検ごとのブレーキフルードの交換をしていれば大丈夫です。
車検の時にケチって交換しなかったり、年間何万キロも走るような方は要注意です。
錆が進行すると、ブレーキフルードが漏れだしたり、シリンダーが固着したりしてブレーキの引きずりの原因になったりします。
今回は比較的軽度でしたので、シリンダーとピストンの錆を落として、カップキットの交換で動作良好となりました。
カップキットと云うのはゴム部品なので、これが傷んでも漏れの原因になります。
定期交換部品になっています。
このように国産の整備もお任せ下さい。
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