東大阪市I様 E65 750iエンジンオイル漏れ修理
BMW専門店スパークオートの津村です。
今回は東大阪市I様のお車、E65 750iの修理です。
元々は、右ドアミラー格納不良の修理でお預かりしたのですが、エンジンオイルレベルの警告が出ているのでオイルを足して欲しいとのご依頼で承りました。
単に燃えて減ったりしている場合、1000キロ辺り700CC程度までは許容範囲なのですが、漏れている可能性もある事をお伝えした上で車両をリフトアップして点検してみると。。。
左右バンクのアッパーフロントカバーとバキュームポンプとオルタネーターブラケット取付部とオイルパンから結構な漏れが見られました。
E65はバキュームポンプのリペアキットが設定されておらず、本来であればバキュームポンプAssy交換となるのですが、弊社オリジナルのバキュームポンプシールが在庫がまだありましたので修理対応と致しました。
アッパーフロントカバーはこのような感じで結構漏れています。
シリンダーヘッドカバーとオルタネーターブラケットを外した上でないとフロントカバーが外せないので結構手間です。
メタルガスケットを新品に交換して組み付けます。
同じ作業を右バンクもします。
オルタネーターブラケットは取付部のパッキンが硬化痩せして漏れていましたのでパッキンを交換します。
こちらの作業はエンジンマウントブラケットとサスペンションメンバーの脱着が伴うため、部品は凄く安いのですが工賃が高くなります。
オイルパンは、ロワーオイルパン自体は鉄板プレスなのですが、ドレンボルトの入るネジ部が薄い鉄板に溶接された形になっており、ドレンボルトを緩める時に横方向の力が加わる事が続くと溶接部が割れてオイルが漏れます。
応急的に治す事も出来るのですが、今回はオイルパンを交換致しました。
リフトアップついでに他も点検してプルストラットのラバーマウントも破れがありましたのでご了解の上、交換させていただきました。
I様、今後も何かありましたら、またご依頼お待ちいたしております。
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