大東市T様 E60 530i BEAMコンプリートエンジン不調修理
少し遅めですが明けましておめでとうございます。
BMW専門店スパークオートの津村です。
本年も宜しくお願い致します。
新年早々に大東市のT様からエンジン不調修理のご依頼。
テスターで診断をかけてみたところ、3番シリンダーの失火を拾っています。
念のため別のコイルと交換してみると問題なく、コイルの不良のようです。
ですがこのお車2年前にコイル全数交換をしており、そこからの走行距離も5千キロ弱。
何故こんなに早く壊れるのか?と思ったら、現在純正設定のDELPHI製のコイルでした。
写真左の銀色の物がDELPHI製のものです。
前にも書いたのですが、何も指定せずに普通に純正を注文すれば現在はこのメーカーのコイルが届くのですが、色々調べてみるとこいつが結構ロクでもない。
まず製品にバラツキがあるのか、結構早期に壊れるものが多い。
壊れるだけならまだしも、エンジンは普通なのにコイルから発生するノイズでF10の6気筒等は、オルタネーターが異常動作したりエンジンコンピューターがイカレたりする事も。
そんな感じのコイルなので、一年半程前から弊社では必ずボッシュ指定で交換しています。
今回はそれ以前に交換させていただいた物で保証期間も過ぎているため、お客様に事情をご説明の上1本だけ交換するか、勿体無いけれど6本交換してしまうかお尋ねいたしました。
結果6本交換でご依頼をいただき、ボッシュ製のコイルで6本交換致しました。
以前までボッシュのコイルと言えば黒だったのですが、グレーに変わっているのは何か変更があったのでしょうか?
それにしても件のコイルは何故純正採用されているのか?
イタリアのメーカーなのでイタリア車に採用されるのはわからなくもないのですが。
大人の事情ってやつでしょうか?
一時期国産車でも大人の事情でアメリカ製のプラグが装着されていた時期がありましたが、あれも製品のバラツキが酷くエンジン不調の原因になりやすかった記憶があります。
コスト面や政治面等の色んな事情はあるのでしょうが、なんだかなーって感じがします。
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