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スタッフブログ

大阪府G様 BMW E91LCI エアコンコントロールヒューズ切れ修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
先日インターフェイスと地デジとバックカメラの取り付けをさせていただいたG様より、エアコンコントロールヒューズ切れ修理のご依頼。
こちらの症状は前回入庫時から把握していたのですが、前回は診る時間がとれなかったため、今回は原因を調べる所から始めます。
切れるのはF77番のヒューズなのですが、こちらのヒューズはエアコンコントロールの電源だけでなく、ラゲージルーム左右の照明とリアゲート下部についている照明の電源も繋がっています。
ヒューズ切れは通常の場合接続されている負荷が原因となる事が多いので、先ずは順番に負荷を外して行って変化を診ます。
同時にどんな条件でヒューズが飛びやすいのかを観察します。
全ての負荷を外してもヒューズが切れる場合、配線のショートが考えられます。
今回の場合、リアゲートを開け閉めした時に飛びやすく、どうもリアゲート付近で配線がショートしているようです。
リアゲートやラゲージルームサイドの内張り等を剥がしてみると、いかにも素人配線な引き方をしている配線が。
これが原因か?と思ったのですが、系統的に繋がっていないので原因ではなさそうです。
ただ、このままはよろしくないので後程引き直しをする事に。
配線ショートの場合、ショート箇所を探すのが結構大変で場所が特定しきれない場合は、トラブルのある系統の配線を引き直す事もあります。
でも手間なので最終手段ではあります。
あれこれ探っていると、リアゲート下部の照明に繋がっている配線が怪しい事がわかりました。
配線を覆っている絶縁テープを剥がしてみると、配線を何かの事情で補修したのか継いでいます。
継いでるのはいいのですが、マイナス側の配線の継ぎ方がいい加減で線がはみ出しまくりな上に、電源側の絶縁テープがきちんと巻けていないためショートしていたようです。
コネクター部も損傷気味だったので新規に部品を取って、配線を継ぎ直しして絶縁もキッチリやり直しをしました。
その後、飛びやすかった条件を何度も試してヒューズ切れを起こさない事を確認。
最終チェックは実走行をして問題がない事を確認の上、完成となりました。

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