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スタッフブログ

大阪府O様 BMW E60 BEAMコンプリート 冷却水漏れ・オーバーヒート

BMW専門店スパークオートの津村です。
先日、大阪府O様のお車BMW E60 530i BEAMコンプリートが走行中エンジンルームから煙が出て、冷却水漏れを起こしてるとの事で緊急搬送されて来ました。
漏れ箇所の目視チェックをしてみると、ラジエターアッパーホースが見事にダメでした。
ホース間のジョイント部分のプラスチックが劣化、圧力に耐えられずに破断したようです。
この部分だけの異常だと思われるのですが、ここまで見事に破損しているとホースを換えない事には他の箇所の良否は判断出来ません。
と云うわけで、アッパーホースを新品に交換、冷却水を入れてエンジン始動してエア抜き作業と進んだのですが何やら様子がおかしい。
冷却水が流れてる様子がないのです。
サーモスタットがダメ?
サーモスタットが全閉でもある程度は流れる筈ですし、ウォーターポンププーリーは普通に回っていますし問題なさそうなのですが、まさかウォーターポンプの羽がない?
こればっかりは外してみないとわからないので、追加が出る可能性がある旨お伝えしてウォーターポンプを外してみることに。
はい、ウォーターポンプあかん子でした。
E60の前期型のエンジンは機械式ウォーターポンプなのですが、このウォーターポンプはインペラ(羽)がプラスチックなんです。
昔の車では冷却水のメンテナンスが悪くて羽が錆でなくなってしまってオーバーヒートって事は良くありましたが、そのようなトラブルを避けるためにプラスチックにしたのかは不明ですが、劣化して破損する材料を使うのはどうなのか?と思うのです。
今回の原因の根本はウォーターポンプの羽が破損、冷却水温度・圧力上昇でホース破損と云うのが真相のようです。
E60前期型にお乗りの方は年数的にウォーターポンプの交換を考えられた方がいいかも知れませんね。

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