ディーゼルエンジン車はガス欠に注意!
BMW専門店スパークオートの津村です。
昔に比べると乗用車でもディーゼルエンジンの車は一般的になっています。
そこでふと気になったのですが、ディーゼルエンジンと言えばガス欠させるとガソリンエンジンの車のように、燃料を入れたらすぐエンジンがかかるものではなかったはず。
ガス欠させて燃料を入れてエンジンを始動する前にある操作が必要なのですが、現行のBMWのディーゼルエンジン車にはその操作をする装置がありません。
その装置と云うのはプライミングポンプと呼ばれる物で、写真はハイエースのディーゼルエンジンなのですが、ガス欠後に燃料を入れた後に矢印部分を固く手応えが出るまで手で押す必要があります。
何故そのような操作が必要なのかと言いますと、通常ディーゼルエンジンでは燃料タンクに燃料ポンプは付いておらず、噴射ポンプで燃料を吸い上げているのですが、ガス欠して燃料系統に空気が入ってしまうと燃料を吸い上げられなくなります。
このため手動のポンプで燃料系のエア抜きをしてあげる必要が出るのです。
ですが先に書いたように、現行のBMWのディーゼルエンジン車にはそのような装置が見当たりません。
何故なのか?ガス欠した時はどうすればいいのか?
調べてみると、現行のBMWのディーゼルエンジン車の燃料タンクにはガソリン車と同じく燃料ポンプが装備されています。
このためガス欠させてしまってもガソリン車とほぼ同様にエンジン始動が可能なようです。
ただ、少しばかり決まりはあるようでガス欠させてしまった後、燃料を入れてすぐエンジンを始動するのではなく、イグニッションONの状態で1分程度待ってからエンジンを始動するようです。
この操作によって燃料系統のエア抜きが行われるとの事です。
いずれにしてもディーゼルエンジンはガス欠は出来るだけ避けた方がいいので、燃料が少なくなると結構うるさく警告が出るようです。
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