BMW E39 540i クーラント漏れ修理
スパークオート メカニック 門田です。
今回は、【クーラント警告灯が点灯】といった症状で、ご入庫されたY様のBMW E39 540iについてです。
引取りに行かせてもらった際にY様がラジエーターホースから、クーラントが滲んでるとおっしゃられてたので、
そこから、点検していきます。
まずは、クーラントの量を確認して、ラジエーターテスターで、圧力をかけて漏れの確認をします。
Y様のおっしゃられていた様に、ラジエーターアッパーホースの取り付け部分から、漏れていました。
写真は、ラジエーターホースのウォーターポンプ側を、鏡を使って、確認している写真です。
漏れというより、滲みです。写真の緑色の液体がクーラントです。
滲みでも、クーラントは減りますし、その内、漏れになります。
バンドを締め付ければ、一時的に止まるかも知れませんが、また、いつ滲むか?漏れてくるか?は、わかりません。
こういった場合は、ラジエーターホースの交換と、ホースがつながる側を、交換した方が、安全です。
Y様のお車は、ウォーターポンプ側で、滲んでいたので、ウォーターポンプも交換させてもらいました。
ラジエーターホースを外したところです。
ホースの接続部分に、かなりの腐食があります。
こういった腐食で、ホースとの密着が悪くなり、滲み・漏れにつながります。
腐食部分は、掃除すれば、ある程度、綺麗になりますが、腐食した部分は、凸凹になってるので、新品の部品ほど密着がよくありません。
なので、当社では、交換をおすすめします。
新品のウォーターポンプとの比較です。
ウォータポンプの右下にホースがつながります。
ウォーターポンプの取り付け面です。
この部分も、綺麗に掃除します。
ウォーターポンプを外すと、古いガスケットがこびりついています。
もし、掃除をしないで、新しいガスケットを使って組み付けたとしても、きちんと、ガスケットの効果を出せないので、そこから、クーラントが漏れてしまいます。そんなことでは、何のために修理してるのかわかりません。なので、念入りに掃除します。
写真は、掃除が終わった写真です。
ここまで来れば、あとは、組み付けていくだけです。
外した逆の順番でサクサクと組み付けていきます。
組み付けが終了した写真です。
あとは、クーラントを入れて、エンジンをかけ、クーラントのエア抜きをしながら、組み付けた部分の漏れのチェックは当然ながら、その他の部分も漏れがないか、再度チェックします。そして、オーバーヒートをしないかもチェックします。
漏れ&オーバーヒートのチェックが終わると、一旦、エンジンが冷えるのを待って、クーラントの量をチェックします。
そのチェックが終わると、作業終了です。
今回は、滲みでしたが、滲みでも放置してると、クーラントが減って、オーバーヒートします。
最悪の場合、オーバーヒートでエンジン本体が壊れてしまいます。そうなると、費用がめちゃくちゃかかります。
そうなってしまわないように、早め早めに修理することをおすすめします。
走行中、焦げ臭いニオイや、変なニオイがしたら、要注意です。
当社は、リフトを完備してますので、お車の下からも確認・点検することが出来ます。
似たような症状がある方は、一度ご連絡ください。
スパークオート メカニック 門田でした。
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