大阪府Ｈ様　BMW E46 318i 車検整備（その3）

BMW専門店スパークオートの津村です。
今回も先日の続きです。
先日ネジ山が飛んでいて、ボルトをブチルで突っ込んで付いている風に見せかけていた件。
そのネジ山修理に使うのはこんなスプリングのような見た目の物を挿入します。
ネジが駄目な場所によってはワンサイズ大きい穴を開けてタップを立て直す事もありますが、今回の場合はボルトのサイズも上げられないのでこのような物を使っての修理です。
商標によって呼び方は違うのですがリコイルとかスプリューと呼ばれる物です。
少し大きい穴を開けて専用のタップでネジを切り、専用の工具でこれを挿入すると強度充分な元のサイズのネジ穴になります。
挿入したところがこんな感じになります。
これで無事シリンダーヘッドカバーを取り付け出来ます。
エンジン廻りが終わったので続いて足廻りの作業に移ります。
足廻りは完全にヘタって最低地上高がクリア出来ない状態のため、フロント＆リアショックとスプリングに付随する部品の全交換をします。
フロントのアッパーマウントは見た目で高さが全く違ってしまっていますね。
フロント完了です。
リアも完了です。
ショックは前後ともビルシュタインのノーマルショックとの互換品を使用しています。
交換したショックやスプリング達・・・
ショックはロッドを押し込んだら戻りが全くないので完全に駄目な状態でした。
ブレーキホースもボロボロだったので４本全て交換。
交換したブレーキホースです。
カチカチになっている上に表面ゴムが裂けて来ていました。
スパークプラグもご希望で交換。
費用圧縮のためデンソーのイリジウムタフを選択させていただきました。
最後に右側だけ表面が傷みまくっていたヘッドライトレンズの交換です。
以上ですべての作業が完了。
まだ治した方が良さそうな箇所はあるものの、とりあえず検査には合格出来るラインになりました。