F1・小林可夢偉選手の所属する「BMWザウバー」とは
2010年、F1世界選手権に参戦する「BMWザウバー」は、
唯一の日本人ドライバー・小林可夢偉(かむい)選手が在籍していることで知られています。
チームの正式名称は、BMWザウバーF1といい、
2006年からF1に参戦を開始しました。
http://www.youtube.com/watch?v=qjEVpUmSiBE
これは、2005年にBMWが既存のプライベーターチーム「ザウバー」を買収したことによります。
当時の本拠地はチームの風洞施設のあるスイス、チーム国籍はドイツ。
スイスのファクトリーでシャシーを生産して、
ドイツ・ミュンヘンにあるBMWファクトリーでエンジン開発する形を取っていました。
買収当時、チーム名はただの「BMW」になると予想されたものの、
ザウバーの名前が残る形になりました。BMWによると
、ザウバーの創始者のペーター・ザウバーやスタッフに
敬意を表するためとその理由を説明したものの、
一方ではチームが不調に終わった際に「BMWのブランドイメージを損ないたくない」
という意向もあったとかないとか。しかし2007年のエントリーリストではBMWのみに
、2008年にはまたBMWザウバーにとなぜかコロコロ変わっています。
改めてデビュー年となった2006年のコンストラクターランキングは5位と健闘
続く2007年はさらに躍進して同ランキング3位、
しかもトップのマクラーレンがポイントはく奪で2位になりました。
2008年は初優勝、しかもワンツーフィニッシュを含めて同ランキング3位。
そして2009年は不振が続き、同年7月、F1撤退が発表されたのです。
そして同年11月、BMWが再びペーター・ザウバーにチームを売却し、
2010年にまた新たなスタートを切ったわけです。
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