大阪府Ｓ様　ＢＭＷ　Ｅ７０　Ｘ５　エンジンチェックランプ点灯修理

ＢＭＷ専門店スパークオートの津村です。
大阪府Ｓ様のお車、ＢＭＷ　Ｅ７０　Ｘ５のエンジンチェックランプ点灯の修理をさせていただきました。
テスターにて診断をかけると、Ｅ３・Ｅ４のコードが入っています。
このパターンは２次エアの吸い込みが大半です。
とは言っても場所の特定がすんなり行く時と、特定に手こずる時も多々あります。
今回は怪しい箇所がありましたが、周辺にパーツクリーナーを吹き付けてみるも特にエンジンの回転数に変化がありません。
かと言って他に怪しい場所もなく、シリンダーヘッドカバーの交換をさせていただく事に。
クランクベンチレーションバルブと言う物が、このエンジンの場合シリンダーヘッドカバーに装着されているのですが、内部はゴム製の膜があり劣化で破れるとエンジンチェックランプ点灯の原因になります。
この部品、単品で設定がないばかりかガッチリ接着されており外すことすら出来ません。
なので必然的にシリンダーヘッドカバーＡｓｓｙでの交換となります。
てな訳でシリンダーヘッドカバーを手配して交換にかかります。
取り外しの段階でプラグ穴周りにオイルが溜まっているのを発見。
よく見てみると、ブローバイガスが通る通路の部分が溶着が剥がれているのかオイルが漏れた形跡があります。
どうも原因はこの辺りなのかも知れません。
どちらにせよシリンダーヘッドカバーは交換が必要なのが確定なので取り外して新品と交換します。
新品に交換後、アイドリングで１時間✕２程度かけてエラーが入力されないか確認。
作業前はエラーを消去してもすぐに再度入力されていましたが交換後は問題はなさそうです。
一応実走行での試運転も１時間ほどかけて行い、エラーが入力されない事を確認して完了となりました。