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スタッフブログ

大阪府Y様 BMW G11 740i 車検整備

BMW専門店スパークオートの津村です。
本日は大阪府Y様のお車、BMW G11 740iの車検整備です。
まずはエンジンオイル交換と冷却水の交換を済ませ、ブレーキフルードの交換をしようとリザーバータンクの蓋を開けたところ。
ブレーキフルードの色が変と云うか、ドロドロしている?
ストレーナーを外してみると、普通はストレーナー下部からフルードが出てくるはずなのですが全く垂れても来ません。
こんなにドロドロな状態なのは珍しいです。
タンクも内部は底が見えない感じでどんよりしています。
ここまで汚れているとタンク壁面にも汚れが大量に付着していますし、外して清掃したところで完全には綺麗にはなりません。
理想はタンク交換ですが、今回はそのままブレーキフルード抜き換えで行ってみます。
抜き換えて底が見える程度の透明度にはなったものの、やはりどんよりしています。
ブレーキの効きに影響があるわけではないのですが気持ちの良い感じでもないですね。

続いては今回のメインとも言える作業。
プロペラシャフトのリアジョイントディスクの交換です。
BMWは昔からミッション側にはジョイントディスクが使用されていましたが、最近の車はリア側もユニバーサルジョイントではなくジョイントディスクが使用されています。
ですが、フロント側に比べると角度の変化が出やすいため、5シリーズ以上にもなると車両重量も手伝ってなのか10万キロ近くにもなると亀裂が入りまくります。
ゴムなので古くなると硬化しますし、亀裂が入りだすと進行も早そうな気がします。
外したジョイントディスクです。
かなりあちこちに亀裂があるのが見て取れると思います。
実はメーカー基準では、この亀裂から内部ワイヤーの糸が出てきていなければ交換不要らしいです。
でも、この場所って車を上げて見ないと見えませんし、この状態から進行して糸が出てきているのかいないのかなんてユーザー様にわかるわけもないですよね。
それこそ次の点検なり車検なりまでこのままであればいいのですが、要交換状態なのを気づかずに点検や車検が来る前に破断・走行不能なんてなっても誰も責任は取ってくれません。
なので予防的措置で交換基準まで行ってなくとも早めの交換をさせていただいています。
動力を伝える部分だけに気にし過ぎぐらいでも良いのではないでしょうか?
そんな感じで新品と記念撮影(笑)
新しいジョイントディスクを組み付け作業は完了となりました。
あとは持ち込み検査に行って合格すれば全て完了となります。

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