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スタッフブログ

奈良県I様 BMW R60 MINI カントリーマン エンジン始動不能修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
奈良県I様のお車、BMW R60がエンジン始動不能という事で搬送入庫です。
早速と云うか、とりあえず診断機を繋いでみると始動出来ないので色々エラーが入っていました。
ですが一番怪しそうなのは燃料高圧系統の燃圧が低いというもの。
こちらのお車はディーゼルなので制御系に問題がなければ、基本的に圧縮があり燃料がちゃんと来ていればかかるはずです。
インジェクターの噴射状態等は全部が一気におかしくなる事はほぼないので、エラーから読み取ると高圧燃料ポンプの故障もしくは燃料供給用のポンプの故障と思われます。
どちらもそれ自体の故障は診断機には出てこないので、燃料が来ているか?燃圧はちゃんとあるか?を確認しないといけません。
エンジン側高圧燃料ポンプ以降の燃料ホースを抜いてみたところ、どうも燃料が来ていないようです。
リアシートを外して燃料供給用ポンプ上部でポンプを強制動作させて音を確認。
動作している音がしません。
強制動作させた状態でポンプの駆動用電源電圧及びアースを確認。
問題ありません。
と云うわけで燃料供給用のポンプの故障でした。
この型のミニはポンプ単体での部品供給がないため、写真のようなユニットでの交換になりました。
そして走行距離9万キロ近くな事もあったので燃料フィルターも交換。
車両に組み付け後、燃料系統のエア抜き作業に入ります。
診断機を繋いでエア抜きを実行。
無事エンジンも始動してエラーも全て消えました。

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