兵庫県K様 BMW F10エンジンオイル漏れ修理
エンジンオイル漏れ修理BMW 東大阪市BMW F10シリンダヘッドカバーパッキン交換ブロアフィルターハウジング交換カウルトップカバー交換
BMW専門店スパークオートの津村です。
兵庫県K様のご依頼でBMW F10 528iのエンジンオイル漏れ修理をさせていただきました。
漏れているのは定番のシリンダヘッドカバーからの漏れです。
車齢的にも走行距離的にもシリンダヘッドカバーの交換が望ましいのですが、今回はお客様のご希望でパッキンのみの交換です。
シリンダヘッドカバーを外しにかかったところ、本来なら赤丸の部分に固定されているべき配線が遊んでいるのを発見。
自然に外れる部分でもないので何らかの作業時に外して付け忘れたのでしょうか?
まぁ後で戻します。
シリンダヘッドカバーが外れたので、固着して貼り付いているパッキンを除去してパッキンの接触面を綺麗に清掃します。
清掃が完了したので次はシリンダヘッドカバーのパッキンを外して、パッキンの入る部分を清掃脱脂します。
外した古いパッキンは柔軟性も何もなく、固いプラスチックのようになっていました。
ゴムがこの状態になると、ゴム自体も痩せてしまうのでオイル漏れの原因になります。
新しいパッキンを取り付けてエンジンに組み付けて行きます。
シリンダヘッドカバーの取り付けボルトを規定トルクで締め付けたら、外した各部品や配線を元に戻して行きます。
因みにF10の6気筒エンジンのシリンダヘッドカバー脱着は、カウルトップカバーやバルクヘッド周りもバラさないと作業出来ません。
なので工数は多めな方になります。
シリンダヘッドカバー周りが組み上がったら、ついでにやっておいた方が作業的に楽なブロアフィルターハウジングの交換もやっておきます。
カバーが付いていない状態がこちら。
この部分のドアが開閉して内外気を切り替えています。
フィルターが破れたままだと、外から落ち葉やらゴミが入り放題になるのでエアコンフィルターが詰まったり、雑菌等が繁殖しやすくなったり、ブロアに落ち葉が入ると異音の原因になります。
シリンダヘッドカバー周りやブロアハウジングの交換が終われば、その他の部品を組み戻す前にオイル漏れで汚れている部分を洗浄します。
洗浄後はバッチリ綺麗に!
エンジン右横もオイルでドロドロでしたが
洗浄して綺麗になりました。
洗浄後エンジンを始動して漏れが止まっているか確認の上、他の外した部品を組み上げます。
カウルトップカバーも交換のご依頼をいただいていたので交換します。
外したついでなので工賃はかかりません。
それにしてもガラスに当たるゴムがボロボロですね・・・
カウルトップカバーを取り付ける前にフロントガラス下面に泥がこびりついているので掃除します。
この清掃をキッチリしておかないと、新しいカバーを取り付けた時に汚れが見えたりしてしまいます。
ガラスに貼ってあるマスキングテープは、ワイパーの位置をマーキングしてあるものです。
これやっとかないとワイパーアームを組んだ時にワイパーの位置がずれてたりするので必ずマーキングは必要です。
新しいカウルトップカバーを組み付けて作業は完了です。
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