大阪府Y様 ポルシェ マカンS 車検整備(前篇)
車検整備エンジンオイル漏れ修理ポルシェ マカンBMW 東大阪市
BMW専門店スパークオートの津村です。
大阪府Y様のご依頼でポルシェ マカンSの車検整備です。
どのような車検整備でも先ずは受け入れ点検から始め、修理や整備が必要な箇所を抜き出すのですが、今回はエンジンアンダーカバーがしっとり濡れていたので嫌な予感。
アンダーカバーを外してみると、エンジン下部がオイルでボタボタになっています。
漏れている箇所を目視で確認しようとしてみるも、V6エンジンでエンジンルームに隙間がなく確認が困難でした。
ですが左右バンク共にオルタネーターやコンプレッサーより上からオイルが漏れている様子。
鏡やカメラを駆使して、何とか確認してみるとシリンダーヘッドカバー及びカムシャフトアクチュエーター周辺が怪しそうです。
フロントカバーの可能性もありますが、これ以上は作業を進めないとわかりません。
もう一箇所はオイルフィルターケースの蓋から漏れている様子。
こちらはオイルフィルター交換と同時にパッキンを交換すれば止まるはずなので大した問題でもありません。
と云う事でバラしにかかります。
ポルシェと言えばワーゲン・アウディ系。
ワーゲン・アウディ系の整備性の悪さは昔からなので今更ですが、色々と狭いし面倒な作業です。
とりあえず左バンクのシリンダーヘッドカバーが外れました。
BMWもそうですが樹脂ホースやパイプが多く、損傷しないように結構気を遣います。
右バンクも外れました。
こちらはPDKのホースがかなり邪魔なのでオイルクーラー側で切り離さないと外せません。
左バンクカバーのパッキンを新品に取り替えます。
右バンクも同じようにパッキンを新品に取り替えます。
古いパッキンを外した時点で各部清掃をして、パッキンの入る溝は脱脂しておきます。
オイルが付着したままだと、取付時にパッキンが脱落したりしてロクな事のなりません。
取り替えた古いパッキンです。
因みにシリンダーヘッドカバー取り付けボルトは全て新品に交換です。
カムシャフトアクチュエーターのパッキンも新品に交換です。
両バンク共にパッキンは新品に交換します。
その他の必要な箇所はOリングを新品に交換します。
後編に続きます。
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