BMWの超高性能モデル「M」について(その2)
BMWのハイパフォーマンスモデル「M」を開発するのが、BMW M社。
この「M」シリーズが世界中でその名をとどろかせたのが、初代『M3』です。
初代M3は、ツーリングカーのレースにおいて当時、
主流だった「グループA」のホモロゲーション取得用に企画された市販モデルでしたが
予想をはるかに超え、世界中から熱狂的な支持を獲得したのです。
そして、1991年の生産終了までにM3カブリオレを含めて約1万8,000台を生産する大ヒット車となったのです。
初代に続く2代目(E36型)が1992年に登場しました。2代目M3では、
初めて6気筒エンジンが搭載されたことで、初代を大きく上回る約7万2,000 台を販売しました。
さらに、M3人気は衰えることなく、続く3代目M3(E46型)の生産台数は8万5,000台にも上る大成功をおさめました。
その後、2007年にはV型8気筒エンジンを搭載した4代目M3が登場。高性能スポーツ車としての地位を確固たるものにしました。
一方、BMW M社では、もう一つの代表車種『M5』も、M3の影に隠れながらも着々と進化していきました。
2004年、F1エンジン直系となるテクノロジーを投入した5リットルV型10気筒エンジンを搭載した4代目M5(E60型)が登場しています。
また、1998年、MクーペやMロードスターなどの新たなMモデルも販売。2008年現在、
すべてのM モデルの累計販売台数が30万台にも達しています。
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